AIRPULSE、「プロの現場でも通用する」ワイヤレススピーカ。aptX HD対応で25万円

09 September 2020

AIRPULSE、「プロの現場でも通用する」ワイヤレススピーカ。aptX HD対応で25万円

AIRPULSE、「プロの現場でも通用する」ワイヤレススピーカ。aptX HD対応で25万円

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1270167.html

ユキムは、AIRPULSEブランドのDAC内蔵アクティブスピーカー「A 300 PRO」を9月上旬に発売する。AIRPULSEアクティブ・スピーカーのフラッグシップモデルで価格はオープンプライス、店頭予想価格はペアで25万円。

AIRPULSEは、2004年に設立されたプラチナム・オーディオ・システム・カンパニーが商標を持つブランド。イギリスのアコースティック・エナジー創設者でもあるフィル・ジョーンズ氏がR&Dのトップとしてエンジニアチームを率いている。フィル・ジョーンズ氏は、アビーロード・スタジオに導入されたアコースティック・エナジー「AE-1」も手掛けており、今回のA 300 PROを「プロの現場でも通用するアクティブ・スピーカー」に仕上げたという。

高域用にホーンロード・リボンツィーター、低域用に16.5cmアルミニウム・コーンウーファーを搭載する。出力はツィーターが10W、ウーファーが120W。左右それぞれの筐体に高効率低リップル電源とTexas Instrumentの「TPA 3251」デジタル・パワーアンプを内蔵。デジタルインターフェースはXMOSのXcore-200マルチコアプロセッサーとTexas InstrumentのDSPチップ「TLV320AIC3268」で構成される。

ホーンロード・リボンツィーターは、強力なネオジウム・マグネットでドライブされるアルミニウム・リボン・ダイヤフラムにより、ワイドレンジで高感度、優れた過渡応答と解像度を持つとのこと。

アルミニウム・コーンウーファーに搭載されるボイスコイルは、強力な磁気回路でコントロールされる50mm径のアンダーハング型。硬質アルマイト処理が施されたアルミニウム合金コーン振動板を高いリニアリティで正確に駆動させる。計算し尽くした放熱メカニズムも備え、安定した振幅動作と低歪みを実現したという。

エンクロージャは、厚さ25mmの高強度MDF製。内部には定在波吸収のため厚さ36mmのプロ用吸音素材が使用される。また背面には風切り音を最小限に抑えるためにデザインされた楕円形バスレフポートも備える。内部配線にはトランスペアレント製ケーブルが使われた。

左右のスピーカーは、KleerNetのワイヤレス・オーディオテクノロジーを使った非圧縮デジタル伝送で接続される。信号帯域は5.2MHzでロスレス・トランスミッションを保証するという。

デジタル入力はUSBと、光デジタル、同軸デジタル、Bluetoothに対応。BluetoothのオーディオレシーバーにはQualcommの「QCC3031」が使われており、aptX HDにも対応する。アナログ入力はRCAとXLR。再生周波数帯域は40Hz~40kHz。

外形寸法は225×350×385mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1本あたり14.7kg。リモコンやUSBケーブル、光ケーブル、RCAケーブルが付属する。専用スタンド「ST300」も発売されるが、価格は未定。